2015年03月20日

商店街まめ知識vol.3 静岡紺屋町名店街 ~慶喜さんの愛した街~

あなたの「まち歩き」が、もっとおもしろくなる「“おまち”の商店街豆知識」、
第3回目は「静岡紺屋町名店街」です。

「静岡紺屋町名店街」は、JR静岡駅北口の繁華街、呉服町通りと両替町通りの入口にある商店街です。


(静岡駅ビル・パルシェ エレベーターより)

紺屋町(こうやまち)の名は、江戸時代はじめに染物師の町として整備されたことに由来します。
紺屋町は、「こんやまち」とも呼ばれ、商人の町として栄えました。

現在、街を彩る街路灯は、町名にちなみ、紺色に塗られています。


また、徳川家最後の将軍、慶喜公の御屋敷があり、20年余りを過ごした地でもあります。
それが今の浮月楼にあたります。

浮月楼近くの「駿府96ヶ町」の町名碑が、
駿府の城下町であった歴史や慶喜公との由縁について伝えています。



紺屋町名店街の紺屋町Be-One は、県内唯一の地下商店街。地下のお休み処もあります。










商店街の中にも、ところどころベンチが設置されています。


また街の憩いの場として「小梳神社」が鎮座しています。


かつては「少将井社」と呼ばれ、今川家の崇敬を集め、家康公が人質として来た際、
最初にこの社に立寄り、御武運長久の御祈願をしたと伝えられています。

江戸時代には、名物の山車が駿府町中を回り、盛大な神事が一年おきに行われたと言われています。

小梳神社は今も紺屋町のシンボルとして栄えています。


境内には、「少将井」と呼ばれていた由縁もあり、霊水を汲む場所があります


喫煙スペースもあります。











緑の中で水の音を聞きながら、ほっと一息つけるオススメのスポットです。


紺屋町は、ラーメン店が13 店舗もある、ラーメン激戦区でもあります。
(掲載日時点の情報。詳しくはYahoo!ロコをご覧ください。)

また、紺屋町の入口にあるひときわ目立つ建物は、2010年にオープンした葵タワー
地下2階+地上25階建の高さ125mで、静岡市内で最も高いビルです。


ビルの中には、駅から一番近い美術館「静岡市美術館」があります。
ジャンルにとらわれない多彩な企画展で人気です。

文化芸術や歴史に触れられる街、紺屋町。

古くからの名店も数多くありますので、詳しくはホームページをご覧ください。


●紺屋町名店街 ホームページ http://www.coyamachi.jp/



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Posted by I Love しずおか協議会 at 10:00Comments(0)商店街まめ知識