2015年06月10日
商店街まめ知識vol.7 鷹匠一丁目商業発展会 ~新・旧がほどよく共存した、静かで落ち着いた街~
あなたの「まち歩き」が、もっとおもしろくなる「“おまち”の商店街豆知識」、
第7回目は「鷹匠一丁目商業発展会」です。

鷹匠は、静岡市の中心市街地から程よい距離にあり、駿府城公園からもすぐの場所。
駅前に隣接していながらも、静かで落ち着いた街並みで、
商店街ならではの個性と人情あふれる店舗店が並んでいます。

路地裏には、住宅の並びに個性溢れる隠れ家的な名店が点在する魅力的なエリアで、
静岡の代官山と呼ばれています。
鷹匠といえば、静岡市内の交通網の要所である静岡鉄道「新静岡駅」のある街。
1908年(明治41年)の開通から約50年間は「鷹匠町駅」という名前でした。
また、駅ビルである「新静岡センター」は1966年(昭和41年)に開業、
2011年(平成23年)には「新静岡セノバ」として新しく生まれ変わり、今も昔も多くの人が行き交っています。


交通アクセスもよく、近隣の文化施設である静岡市民文化会館、静岡県総合社会福祉会館、
アイセル21、もくせい会館を結ぶ要路として発展してきた街です。
また、静岡デザイン専門学校や、大成や常葉の中学・高等学校等の教育機関もあり、
最近では、常葉大学ができたことで、大学生と街の活性化に取り組んでいます。

鷹匠一丁目商業発展会では、向かいの駿府町1区発展会と組み、
北街道沿道で毎月第4土曜日に「鷹の市・駿府市」を開催しています。
地場産品からお惣菜、古着や手作り雑貨まで多彩なお店が並びます。
また、近隣の御幸町、伝馬町と連携し、「御伝鷹(みてた)マルシェ」や「御伝鷹バル」を開催することで、
街のファンを着実に増やしています。
元々武家屋敷地であったこの町は、駿府96ヶ町には数えられていませんが、
地名は徳川家康公に奉仕した鷹匠が大勢居住していたことに由来します。
「鷹匠」とは、鷹狩りのために鷹を飼いならす人で、鷹使い、鷹飼い、鷹師とも呼ばれています。
家康公の鷹狩りに絶えず同行していたため、家康公の身辺の秘密情報にも接しており、
このため鷹匠の住む屋敷には、忍者も出入りしていたと言われています。
また、鷹匠町に続く入口には、「くまたか橋」と呼ばれた橋がありました。
“くまたか”は、「角鷹」または「熊鷹」と書きますが、鷹狩りに使用する鷹のことを指すそうです。
家康公在城の頃には、ここで鷹匠が「くま鷹」を飼育していたことから「くまたか(なまって“くがたか”)橋」と呼ばれるようになりました。
橋自体は今川時代からあったそうです。江川町交差点北側の安藤ビル(追手町2-12)の前に、何が書いてあるのかわからないほどの古い墓石のようなものがあります。

「くまたか(変体仮名で“くがたか?”)橋」と書かれているようです。

かつては水の都として「御用水」や「駿府用水」の用水路が張り巡らされた駿府城下でしたが、
今では用水路はもちろん、橋があったことも想像できません。
交差点から新静岡セノバに向かってやや土地が隆起していますが、かつて水が流れていたことを彷彿とさせ、
この碑だけがその橋の記憶を留めています。

また、新静岡セノバの裏側には、徳川時代ゆかりの場所として、
「一加番稲荷神社(鷹匠1-8-5)」がひっそりと街に溶け込んでいます。

駿府城の警護として置かれた「加番」は、城の周りに一番から三番までの三つの加番がありました。
「加番」は広大な敷地に有事のときに備えた馬場や的場などの訓練施設もある屋敷で、駿府城を警護する武士の集団が住んでいたそうです。その邸内に守護神として建てられたのがこの神社。
当初一加番屋敷は紺屋町にあったそうですが、慶安の変(由井正雪の乱)をきっかけに、鷹匠に移転し、稲荷神社も移設されました。
現在では、屋敷はなくなり神社だけが残って地元の産土神となっているそうです。
春には素晴らしい桜を堪能できます。

鷹も商売繁盛と幸運を運んできてくれそうです。

御幸町発展会の紹介にも出てきた「華陽院(鷹匠2-24-18)」は、鷹匠にあります。

家康公との縁が深く、人質時代に竹千代の身の回りの世話をするため、
祖母の源応尼がこの寺の近くに庵室を設けていました。
また、この寺の住職からも手習いの指導を受けていたようです。

かつては「知源院」という名前でしたが、祖母源応尼の菩提寺として「華陽院」となり、
境内には家康公側室の娘市姫のお墓や家康公御手植えのみかんや松、柿もあります。

源応尼のお墓

市姫のお墓
境内には保育園があり、こども達の元気笑い声が聞こえてきます。
訪れる度に発見のある街、鷹匠。
ゆったりとした時間の流れる中、隠れた名店や昔の名残を探しに、鷹匠を散策してみるのはいかがでしょうか。
●鷹匠一丁目商業発展会 ホームページ http://taka-1.com/
鷹匠1丁目商業発展会のお店マップ
鷹匠周辺マップ
第7回目は「鷹匠一丁目商業発展会」です。

鷹匠は、静岡市の中心市街地から程よい距離にあり、駿府城公園からもすぐの場所。
駅前に隣接していながらも、静かで落ち着いた街並みで、
商店街ならではの個性と人情あふれる店舗店が並んでいます。

路地裏には、住宅の並びに個性溢れる隠れ家的な名店が点在する魅力的なエリアで、
静岡の代官山と呼ばれています。
鷹匠といえば、静岡市内の交通網の要所である静岡鉄道「新静岡駅」のある街。
1908年(明治41年)の開通から約50年間は「鷹匠町駅」という名前でした。
また、駅ビルである「新静岡センター」は1966年(昭和41年)に開業、
2011年(平成23年)には「新静岡セノバ」として新しく生まれ変わり、今も昔も多くの人が行き交っています。


交通アクセスもよく、近隣の文化施設である静岡市民文化会館、静岡県総合社会福祉会館、
アイセル21、もくせい会館を結ぶ要路として発展してきた街です。
また、静岡デザイン専門学校や、大成や常葉の中学・高等学校等の教育機関もあり、
最近では、常葉大学ができたことで、大学生と街の活性化に取り組んでいます。

鷹匠一丁目商業発展会では、向かいの駿府町1区発展会と組み、
北街道沿道で毎月第4土曜日に「鷹の市・駿府市」を開催しています。
地場産品からお惣菜、古着や手作り雑貨まで多彩なお店が並びます。
また、近隣の御幸町、伝馬町と連携し、「御伝鷹(みてた)マルシェ」や「御伝鷹バル」を開催することで、
街のファンを着実に増やしています。
元々武家屋敷地であったこの町は、駿府96ヶ町には数えられていませんが、
地名は徳川家康公に奉仕した鷹匠が大勢居住していたことに由来します。
「鷹匠」とは、鷹狩りのために鷹を飼いならす人で、鷹使い、鷹飼い、鷹師とも呼ばれています。
家康公の鷹狩りに絶えず同行していたため、家康公の身辺の秘密情報にも接しており、
このため鷹匠の住む屋敷には、忍者も出入りしていたと言われています。
また、鷹匠町に続く入口には、「くまたか橋」と呼ばれた橋がありました。
“くまたか”は、「角鷹」または「熊鷹」と書きますが、鷹狩りに使用する鷹のことを指すそうです。
家康公在城の頃には、ここで鷹匠が「くま鷹」を飼育していたことから「くまたか(なまって“くがたか”)橋」と呼ばれるようになりました。
橋自体は今川時代からあったそうです。江川町交差点北側の安藤ビル(追手町2-12)の前に、何が書いてあるのかわからないほどの古い墓石のようなものがあります。

「くまたか(変体仮名で“くがたか?”)橋」と書かれているようです。

かつては水の都として「御用水」や「駿府用水」の用水路が張り巡らされた駿府城下でしたが、
今では用水路はもちろん、橋があったことも想像できません。
交差点から新静岡セノバに向かってやや土地が隆起していますが、かつて水が流れていたことを彷彿とさせ、
この碑だけがその橋の記憶を留めています。

また、新静岡セノバの裏側には、徳川時代ゆかりの場所として、
「一加番稲荷神社(鷹匠1-8-5)」がひっそりと街に溶け込んでいます。

駿府城の警護として置かれた「加番」は、城の周りに一番から三番までの三つの加番がありました。
「加番」は広大な敷地に有事のときに備えた馬場や的場などの訓練施設もある屋敷で、駿府城を警護する武士の集団が住んでいたそうです。その邸内に守護神として建てられたのがこの神社。
当初一加番屋敷は紺屋町にあったそうですが、慶安の変(由井正雪の乱)をきっかけに、鷹匠に移転し、稲荷神社も移設されました。
現在では、屋敷はなくなり神社だけが残って地元の産土神となっているそうです。
春には素晴らしい桜を堪能できます。

鷹も商売繁盛と幸運を運んできてくれそうです。


御幸町発展会の紹介にも出てきた「華陽院(鷹匠2-24-18)」は、鷹匠にあります。

家康公との縁が深く、人質時代に竹千代の身の回りの世話をするため、
祖母の源応尼がこの寺の近くに庵室を設けていました。
また、この寺の住職からも手習いの指導を受けていたようです。

かつては「知源院」という名前でしたが、祖母源応尼の菩提寺として「華陽院」となり、
境内には家康公側室の娘市姫のお墓や家康公御手植えのみかんや松、柿もあります。

源応尼のお墓

市姫のお墓
境内には保育園があり、こども達の元気笑い声が聞こえてきます。
訪れる度に発見のある街、鷹匠。
ゆったりとした時間の流れる中、隠れた名店や昔の名残を探しに、鷹匠を散策してみるのはいかがでしょうか。
●鷹匠一丁目商業発展会 ホームページ http://taka-1.com/
鷹匠1丁目商業発展会のお店マップ
鷹匠周辺マップ
商店街まめ知識vol.6 伝馬町発展会 ~今も昔も元気のある街~
商店街まめ知識vol.5 御幸町発展会 ~“御幸”の名にふさわしい大通りの商店街~
商店街まめ知識vol.4 呉六名店街 ~「静岡に生まれて良かった」と思える街に~
商店街まめ知識vol.3 静岡紺屋町名店街 ~慶喜さんの愛した街~
商店街まめ知識vol.2 七間町名店街 ~街が醸し出す歴史と文化の香り~
商店街まめ知識vol.1 静岡呉服町名店街 ~歴史に思いを馳せながら~
商店街まめ知識vol.5 御幸町発展会 ~“御幸”の名にふさわしい大通りの商店街~
商店街まめ知識vol.4 呉六名店街 ~「静岡に生まれて良かった」と思える街に~
商店街まめ知識vol.3 静岡紺屋町名店街 ~慶喜さんの愛した街~
商店街まめ知識vol.2 七間町名店街 ~街が醸し出す歴史と文化の香り~
商店街まめ知識vol.1 静岡呉服町名店街 ~歴史に思いを馳せながら~
Posted by I Love しずおか協議会 at 16:13│Comments(0)
│商店街まめ知識